伊藤 公一(いとう こういち)
  昭和55年 東京医科大学卒業
同整形外科学教室入局
平成7年 東京医科大学整形外科 講師
平成8年 東京医科大学霞ヶ浦病院整形外科 講師
平成15年 志村病院 院長
東京医科大学整形外科 非常勤講師
  日本整形外科学会 専門医
日本脊椎脊髄病学会 指導医
 整形外科は運動器の疾患で、外傷、脊椎疾患、骨関節疾患、骨軟部腫瘍と守備範囲も広く、疼痛や機能の障害のため生活の質に大きな影響を及ぼします。
20年以上にわたる大学病院での診療、研究の経験を生かし、最新で適切な診断と治療により皆様に貢献できるよう努力したいと思います。
 脊椎脊髄疾患はMRIをはじめとした画像診断の進歩と病態の解明により大きく進歩した領域です。皆様の訴えと、理学的所見、画像所見から総合的に病態の診断を行い、薬物療法、理学療法、神経ブロック、手術療法などの多くの選択肢から病態と症状に応じた最適な治療を個々に相談し、提供したいと考えています。また、脊椎脊髄病指導医としての多くの手術症例の経験から、手術療法の適応、効果、限界についてもご相談できるものと思います。
 骨粗鬆症は骨量と骨の質が低下して転倒などにより骨折がしやすくなった状態を言います。骨粗鬆症があるからといって、骨折をしなければ臨床症状はありません。しかし、一度骨折を起こすとなかなか起こす前の状態には戻れません。現在日本で骨粗鬆症に該当する方は約1000万人いるといわれています。女性では更年期以降、骨密度は徐々に減少しますが、骨粗鬆症は単なる老化ではなく、最近では骨密度を改善させて、骨折リスクを軽減できる薬も開発されています。ぜひ骨密度(DEXA法)や骨吸収マーカーを測定することにより、正しく骨粗鬆症の診断を行うことをお勧めします。
 脊椎圧迫骨折は骨粗鬆症による背骨の骨折で、発症は転倒などの外傷がきっかけになることもありますが、日常生活動作やはっきりとした原因がわからないこともあり、高齢者のぎっくり腰の原因のひとつとなっています。安静と局所の固定により多くは治癒しますが、骨折の癒合が得られず、骨折部に隙間ができて背骨の支持性がえられず、頑固な腰背部痛が残存し、起立歩行が困難になる椎体偽関節がしばしば認められます。椎体偽関節はMRIや動態X線撮影で診断できます。当院では椎体偽関節に対し経皮的椎体形成術(局所麻酔下経皮的に骨生検針を骨折部の隙間に刺入し骨ペーストを充填固定する方法)を行い、良好な臨床成績を得ています。同じような症状でお困りの方はぜひご相談ください。
 
 
   
  当病院導入設置DEXA
【ALOKA社 DCS-900EX形】
骨塩定量(骨密度)測定(DEXA)とは
二つのエネルギ−を持つX線を利用して骨密度を測定する装置です。レントゲン検査の一種ですが、骨を数値で評価する所に大きな違いがあり、骨粗しょう症の診断に威力を発揮します。
X線というと被ばくが心配という方もいらっしゃいますが、DEXAで使用しているX線の量は、非常に少ないので、安心して検査を受けて下さい。
 また腰椎、大腿骨類部のDEXA法は、もっともスタンダードな骨密度測定法で、重要な骨折部位を測定するため有用で、精密で再現性も高いため、治療効果の判定にも利用できます。
   
 
 
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